各種出版物のご紹介
平成14年11月22日(金)
神戸国際展示場
 テクノオーシャン2002冠セッション
「沿岸域の持続的発展を支える新技術」

各種出版物のご紹介



ごあいさつ
各種出版物のご紹介 (財)沿岸開発技術研究センター
理事長 井上興治
 冠セッションという初めての試みにもかかわらず、このように多くの皆様にご参加いただき心よりお礼申し上げます。
すでに皆様ご承知のように先般、科学技術・学術審議会から「21世紀初頭における日本の海洋政策のあり方」が文部科学大臣に答申されました.今後の海洋政策の展開にあたっては、「海洋を知る」「海洋を守る」「海洋を利用する」という3つの観点をバランスよく調和させながら、持続可能な利用の実現に向けた戦略的な政策及び推進方策を示すことが重要であると序論に記述されております。
 そして、その推進方策として、海洋保全に関して、閉鎖性海域の海洋環境悪化への対応や異常気象・海象による沿岸災害の多発への対応を緊急に取り組むべき課題、適切な予防措置を講ずべき課題としてあげています。
 また、海洋の利用に関して、多機能で調和の取れた沿岸空間の利用、安全で効率的な海上輸送の実現を図るための施策を推進すべきとしています。
 多少手前味噌的な発言をお許しいただけるならば、沿岸空間、沿岸海域こそ21世紀においてわが国が持続可能な発展を実現するに最も貢献できる場であるということであります。このような沿岸域を調査研究そして政策展開の場として活動している私たちは誠に幸せであると同時に大変重い責任も有していると思っています。本日はそのような観点から、新形式の海洋構造物、高潮防災のための新提案、国内外で懸案になっている海底土砂の処理等に関する最先端の取り組みについて碩学の3人の教授にお話をしていただくことといたしました。快くお引き受けいただいた先生方にこの場を借りて厚くお礼申し上げるとともに会場の皆様に実りの多いセッションとなりますことを祈念いたしましてご挨拶といたします。

各種出版物のご紹介
海洋における新形式基礎−サクション基礎の現状と課題−
 九州大学大学院工学研究院建設デザイン部門
善 功企教授

各種出版物のご紹介
都市防災のための大型水門計画
早稲田大学理工学部土木工学科 清宮 理教授

各種出版物のご紹介
沿岸における開発と環境に関する最近の話題
−沿岸開発と環境および最近の沿岸センターの研究動向−
東海大学海洋研究所 鶴谷 広一教授
(前 (財)沿岸開発技術研究センター 理事)



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