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平成17年3月16日(水)
CDITシンポジウムin広島
〜高潮、その脅威と対策〜
開催
 平成17年2月25日、広島市 東方2001 くじゃくの間に於いて「CDITシンポジウムin広島 〜高潮、その脅威と対策〜」を開催いたしました。当センター理事長の開会挨拶に続き、来賓の国土交通省九州地方整備局望月常好局長よりご挨拶を賜りました。

 
主催者挨拶
財団法人沿岸技術センター
江頭和彦 理事長
  来賓挨拶
国土交通省中国地方整備局
望月常好 局長


■概要

・基調講演 『瀬戸内海における高潮災害の特徴と今後の高潮対策』
京都大学防災研究所 高山知司教授
 瀬戸内海に発生する高潮が起こす災害の特徴を述べ,住民の生命や財産を高潮から防御するために検討すべき事項を明らかにし,これからの高潮対策のあり方について展望。

・特別講演 『異常気象とこれからの防災』
財団法人日本気象協会 飯島希気象予報士
 昨年の相次ぐ台風の上陸、集中豪雨や記録的な猛暑など、記憶に残るこれらの異常気象を振り返り、豊かに暮らしていくための一人一人の防災意識について提案。

 
基調講演
京都大学防災研究所
高山知司 教授
  特別講演
財団法人日本気象協会
飯島希 気象予報士

・フォーラム 『高潮防災・・ それぞれの立場から』
  コーディネーター:
     中国新聞社 難波健治論説委員
  パネラー:
     厳島神社 飯田楯明祢宜
「高潮災害の実際」
昨年の台風来襲時における厳島神社の被災状況についてご紹介を頂いた。
     
    高知県須崎市総務課 西村精二参事
「地域防災現場での取り組み」 
津波ハザードマップ作成による防災対策について、具体的な作業のご紹介を頂いた。
     
    独立行政法人港湾空港技術研究所 河合弘泰主任研究官
「高潮防災のための先端科学研究」 
高潮現象の解説、高潮推算の課題と現状についてご説明を頂いた。
     
    広島大学大学院 日比野忠史助教授
「防災活動を支える科学技術」 
瀬戸内海の高潮の特徴、数値シミュレーションによる瀬戸内海の高潮予測についてご説明を頂いた。  
     
    国土交通省中国地方整備局 鈴木純夫副局長
「中国地方整備局管内の高潮防災について」 
中国地方の高潮被災状況、国の行政レベルでの高潮防災の取組状況についてご説明を頂いた。

 
コーディネーター
中国新聞社
難破健治論説委員
 
パネラー(左から)
厳島神社 飯田楯明祢宜
高知県須崎市総務課 西村精二参事
(独)港湾空港技術研究所 河合弘泰主任研究官
広島大学大学院 日比野忠史助教授
国土交通省中国地方整備局 鈴木純夫副局長

 ・参加者 : 約300人

御講演者やパネラーの皆様から提供された高潮災害の脅威とその対策に関する最新の科学知識や情報が、今後の高潮防災のあり方の検討に際し、少しでもお役に立てば幸いです。



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