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平成17年12月1日
沿岸防災技術研究所 創設

 昨年の相次ぐ台風の日本上陸や集中豪雨、記録的猛暑など国内の自然災害や、今年8月の米国ハリケーン「カトリーナ」、10月の「パキスタン地震」など国内外に大災害が多発することから、「防災」への関心が急速に高まってきています。特に、ハード・ソフトの両面からの総合的な対策が重要かつ必要になってきており、それら双方の融合等にかかる検討課題も多数存在することから、今後このような課題を適切に解決していくことが、わが国の防災対策・戦略における喫緊の命題となっています。
 当センターでは、このような「防災」の重要性の高まりを受け、国等の沿岸域の防災施策・対策に適切かつタイムリーな支援ができるよう、「沿岸防災技術研究所」を創設いたしました。
 沿岸域の防災関係業務につきましては、従来からも実施してまいりましたが、「沿岸防災技術研究所」の創設により、公益法人としての責務をより忠実に果たすとともに、従来にも増して上述した課題に的確に対応していくため、国や地方自治体と協働しつつ、効果的かつ具体的な方策を提示するための努力を続けて参る所存であります。
 当研究所が、これから本格的に活動し、その役割を充分に果たしていくためには、私どもの努力とともに、皆様方のご協力・ご援助が必要と思われます。どうか今後とも、温かい目で研究所の成長を見守って頂き、ご指導を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

(財)沿岸技術研究センター 理事長
沿岸防災技術研究所  所長
村 田   進



 


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