CDITニュース



平成21年3月
沿岸気象海象情報提供サービス COMEINS の高精度化を実現!
〜 リアルタイムの波浪実況情報を統合した高精度な波浪予測の開始 〜
財団法人 沿岸技術研究センター
 財団法人沿岸技術研究センターは、平成21年4月より、世界でも初めての「リアルタイム港湾海洋波浪実況値を同化した」新しい手法による波浪予測を開始します。これまで以上に精度の高い波浪予測が可能となりましたので、皆様是非ご利用下さい。
 COMEINS(カムインズ: Coastal Oceanographic and Meteorological INformation System)は、港湾整備や防災対策に必要な気象海象の実況と精度の高い予測情報を提供するパソコン向けのサービスとして平成8年度より開始しました。このサービスはデータベース(台風・波浪)機能、ナウファス高度化対応(周期別波高・波形データ情報等)及び携帯メール通報等、年々利便性を高め、高機能化しております。
 平成20年度には、波浪予測技術のさらなる高度化と、予報分野において現在最も進んでいる「データ同化技術」の導入に成功し、平成21年度から新システムによる波浪予測を開始します。

図. データ同化による波浪予測の概念図
左図の黒い点は観測地点、赤丸は予測地点を表わす。赤丸地点の予測情報はこれらの観測値と予測計算値との誤差(D1〜D10)と重み関数(W1〜W10)により解析される。色は有義波高の大きさを示し(青は0m、黄色は5m)、左図はデータ同化前、右図はデータ同化後の波高分布図である。この例では南部沿岸と沖合で波高が高く補正されている。
<問い合わせ先>財団法人沿岸技術研究センター
〒102-0092 東京都千代田区隼町3-16 住友半蔵門ビル
Tel:03-3234-5862, Fax:03-3234-5877
E-Mail:



Copyright(c)2009 Coastal Development Institute of Technology. All right Reserved.