津波発生・伝播メカニズム
 津波の原因は、海底地震による地震津波がほとんどです。地震津波はプレート同士の接触部において、一方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込むなどの、大規模な地殻変動により起こります。これに伴う水面変化が波として周辺に伝わり、沿岸部へも達します。津波は、沖の波高がそれほど大きくなくても、海岸に近づくにつれて大きくなります。また、波の伝わる速度は沖では速く、水深4000mでは時速700〜800km/hに達しますが、岸に近づくにつれて小さくなり、水深100mで時速200km/h程度になります。
津波の伝播の様子 津波発生の様子
出典:東北地整CD-ROM「津波防波堤」

主な津波被害
近年における主な津波地震
発生年月日 マグニチュード※1 地震名 死者※2
 安政元(1854)年12月23・24日 8.4  東海地震・南海道地震 数千人
 明治29(1896)年6月15日 8.5  明治三陸地震 約22,000
 昭和8(1933)年3月3日 8.1  昭和三陸地震 1,522
1,542
 昭和19(1944)年12月7日 7.9  東南海地震 998
 昭和21(1946)年12月21日 8.0  南海道地震 1330
113
 昭和35(1960)年5月23日 9.5※  チリ地震津波 122
20
 昭和58(1983)年5月26日 7.7  日本海中部地震 104
 平成5(1993)年7月12日 7.8  北海道南西沖地震 201
29
 平成15(1995)年9月26日 8.0  平成15年十勝沖地震 0
2
※1地震の規模(マグニチュード)、ただし、チリ地震津波はモーメントマグニチュード。
※2上段は、死者数。下段は行方不明数。(被害数は宇佐美「日本被害地震総覧」、総務省消防庁の資料による。)
出典:気象庁HP
 リアス式海岸である三陸海岸に面する釜石港は、1896年(明治29年) の明治三陸地震津波と1933年(昭和8年)の昭和三陸地震津波、1960年(昭和35年)のチリ地震津波など、過去に大きな津波災害に見舞われてきました。特に明治三陸沖地震では釜石地区の被害はひどく、釜石町人口6,529名中、死者が4,985名に達する甚大な被害を受けました。また、昭和三陸沖地震でも、死者・行方不明者の合計が403人に上るなど、大きな被害を受けました。
過去の津波浸水域(釜石港)
出典:東北地整CD-ROM「津波防波堤」

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