日本沿岸における地震津波発生の危険性について
 海溝やトラフに囲まれている日本の沿岸域は、常に津波の危険にさらされています。特に日本列島の近海では、東海地震、東南海地震、南海地震の各津波が、過去百数十年おきに発生していることがわかっており、今世紀前半の発生が懸念されています。
地震発生の切迫度
想定される地震 切迫度・発生確率 マグニチュード 出典
 東海地震  いつ発生してもおかしくない M8.0 ※1
 東南海地震  今世紀前半での発生が懸念 M8.2 ※2
 30年以内 50%程度 - ※3
 南海地震  今世紀前半での発生が懸念 M8.6 ※2
 30年以内 40%程度 - ※3
 三陸沖から房総沖の海溝寄りの
 プレート間大地震(津波地震)
 30年以内 20%程度 M8.2 ※4
 宮城県沖地震  30年以内 90%程度 M7.5 ※4
 
 ※1:中央防災会議「東海地震対策専門調査会」(平成13年12月)
 ※2:中央防災会議「東南海・南海地震等に関する専門調査会」(平成15年12月)
 ※3:地震調査研究推進本部「南海トラフの地震の長期評価について」(平成13年9月)
 ※4:地震調査推進本部地震調査委員会(平成14年9月)
 東海地震津波は、駿河トラフから御前崎沖にかけての海域を震源とするものです。1944年の東南海地震や1946年の南海地震と同時にはプレートの歪みが解放されず、安政東海地震(1854年)から約150年間大地震が発生していないため、相当な歪みが蓄積されていると予想されることから、いつ大地震が発生してもおかしくないとみられています。
 東南海地震津波は、紀伊半島沖熊野灘付近を震源とするもの、南海地震津波は、紀伊半島から土佐湾沖の南海トラフを震源とするものです。各地震ともおおむね100〜150年の間隔で発生しており、前回の地震から約60年経っているため、今世紀前半での発生が懸念されています。

東海地震による想定津波高さの分布(→拡大図
中央防災会議「東海地震に関する専門調査会報告:H13.12」より」
東南海・南海地震による想定津波高さの分布(→拡大図
中央防災会議「東南海・南海地震に関する専門調査会報告:H14.12」より

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