CADMAS-SURF/3D Ver.1.8へのバージョンアップおよび
実務設計のための運用指針の手引き公開のご案内
沿岸技術研究センターでは、平成10年に官・学・民からなる「数値波動水路の耐波設計への適用に関する研究会」を設置し、平成13年に初版「CADMAS-SURF」(沿岸技術ライブラリーNo.12)を公開、平成22年には「CADMAS-SURF/3D」(沿岸技術ライブラリーNo.39)を公開し、耐波設計分野において広く活用されてきました。その一方で、実務設計の現場では、CADMAS-SURFを用いた解析において、計算精度や計算の安定性など技術的課題が指摘されていました。
これらを踏まえ、沿岸センターと港湾空港技術研究所は「CADMAS-SURF設計実務研究会」を令和5年度に設置するとともに、実務利用において信頼性の高い数値解析を行うための技術的な運用指針の検討を行ってきました。
このたびCADMAS-SURF/3Dバージョンアップと、その運用指針を示す『実務設計のためのCADMAS-SURF/3D運用指針-精度・安定性を確保する数値波動水槽の活用手引き-』をとりまとめました。
これを機に実務設計等に携わる多くのユーザーに一層活用いただくとともに実務で得られた知見のフィードバックを期待するため、CADMAS-SURF/3D改良版(ver.1.8)を使用許諾付きで無償公開するとともに、技術的運用指針を示す手引きを公開することとなりました。(9/8 CDIT HPにて公開予定)
プログラムおよび手引きの公開によって、多くの研究者や実務設計者がこのプログラムを活用し、全国の港湾施設における耐波設計と整備促進に貢献されることを期待しています。
また、プログラムおよび手引きの公開に伴って、下記の通り説明会を開催します。皆さまのご参加をお待ちしております。
記
以上