お知らせ

令和7年度 防災訓練を実施しました

2025年09月17日お知らせ

令和7年9月17日(水)、当センターにて防災訓練を実施しました。昨今の異常気象や都市機能の脆弱性を踏まえ、今回の訓練は「複合型災害への対応力向上」を主眼に実施しました。新橋という立地特性から、地震に加えて台風による浸水や停電など、複数の災害が同時に発生する状況を想定し、より実践的な内容となりました。

訓練内容

1.システムを活用した安否確認

訓練は、早朝、震度7の地震が発生したとの想定で始まりました。
 職員は、安否確認システムへの報告と並行して、被災状況に関する情報連携を強化する訓練を行いました。

2.火災リスクを想定した避難訓練

地震による建物損壊に加え、停電でエレベーターが使用不能になった状況を想定しました。
 通常とは異なる非常階段による避難経路を使用し、避難訓練を実施。
 災害時の刻々と変化する状況下で、適切な避難判断を行うためのシミュレーションとなりました。


3.初期消火訓練と消火設備の再確認

火元を模擬した装置を使った消火器操作訓練では、多くの職員が正しい手順と有効な噴射方法を学びました。
 また、執務室内の消火栓の位置と使い方も再確認し、いざという時に備える意識を高めました。

4.防災備蓄品の確認

訓練の締めくくりとして、財団内に備蓄されている水、食料、衛生用品などの防災備蓄品を確認しました。

訓練の成果と今後の展望

今回の訓練は、単なる避難行動の確認に留まらず、多様なリスクに複合的に対応する力を養う貴重な機会となりました。特に、情報が錯綜する状況下での臨機応変な判断力が今後の課題として浮かび上がりました。
 沿岸技術研究センターは、今回の訓練で得られた知見を活かし、防災意識の見直しや、職員一人ひとりの役割分担をより明確にしていきます。
 今後も継続的に実践的な訓練を重ね、どのような状況下でも職員の安全を確保できる、強靭な組織を目指します。

(総務部 菊池)

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