国際沿岸技術研究所

国際沿岸技術研究所について

設立趣旨

港湾・海岸等に関連する国際的な技術基準が、近年、国際標準化機構(ISO)において急速に整備されつつある中、世界貿易機関(WTO)における「政府調達協定」及び「貿易の技術的障害に関する協定(TBT協定)」の発効に伴い国際規格の遵守が我が国にも求められております。

このISO規格の制定では、土木分野での単なる製品規格のみならず、構造物の設計・施工に関わるシステム規格などもその対象になっており、国際規格制定の場において、我が国も主導的立場で我が国の優れた技術基準(規格)を国際規格に反映させ、世界に貢献することが急務となっております。

このような欧米を中心とする急速な国際化の流れ・変化にタイムリーに対応するとともに、日本発のグローバルスタンダード構築のための拠点として、財団法人 沿岸技術研究センター内に「国際沿岸技術研究所」を設立しました。

概要

急速な国際化の流れ・変化に適切かつタイムリーに対応していくために、ISO規格やEurocodesの調査・研究、国内審議団体、関連学協会との情報交換などを行い、技術基準や設計法に関する国際化の課題に総合的に取り組みます。

事業内容

  1. 調査研究
    沿岸域の開発、利用及び保全に関する技術の国際基準・標準に関する調査研究

    沿岸構造物に係る技術の国際整合性に関する研究
    沿岸構造物の性能設計体系に関する研究
    沿岸構造物の信頼性設計法に関する研究
    性能設計体系での適合性評価に関する研究

  2. 情報収集・整理
    沿岸構造物に係る技術の国際動向に関する情報の収集及び整理

    ISO、CEN(欧州標準化委員会)の動向・情報の収集、整理
    諸外国の沿岸構造物に関する技術基準の収集、整理

  3. 国際交流事業

    沿岸技術関係者間の国際的ヒューマンネットワークの構築
    沿岸技術関係のワークショップなどの主催

これからの国際基準に求められるものは何か?

  1. 明確な説明・表示による社会的信頼感の醸成
    構造物が、安全性や機能に関して、どの程度の性能を持っているかについて社会的に説明・表示し、信頼感を醸成
  2. 生産性の向上への貢献
    適切な安全水準の設定とそれを達成する設計の自由度を提供することにより、生産性の向上に貢献
  3. 技術のグローバル化への対応
    建設資材の国際的流通や建設マネジメント手法等のボーダレス化といった、技術のグローバル化への対応

沿岸技術の国際的ネットワークの構築

グローバルスタンダード時代の港湾基準について

土木・建築をめぐる諸環境

  1. 社会的説明責任
  2. 生産性の向上
  3. コスト構造改革
  4. 技術のボーダレス化
  5. 公正な競争による建設市場の確保


性能設計 - 限界状態設計法 - 信頼性設計法

設計法を巡る国際的動向

現行設計法と性能設計法の違い